三日坊主で終わらせない。サッカーノートを続けるための現実的な工夫
前回、「サッカーノート活用術」第1回では、書くことがなぜプレーの質を変えるのか、40年サッカーをやってきた実感として紹介しました。
ただ、正直に告白すると、私自身、書くことをやめてしまった時期が何度もあります。ノートを買った初日は張り切って1ページびっしり書くのに、1週間もすると開かなくなる。久しぶりに開いたときには、何を書けばいいのか分からなくなっている。そんな挫折を、数え切れないほど繰り返してきました。
今回は「書くことの効果」ではなく、「どうすれば続けられるのか」という、より現実的な話をします。
なぜサッカーノートは続かないのか
続かない理由を自分なりに振り返ると、だいたい3つのパターンに分類できます。
- 完璧に書こうとしてしまう — きれいな文章で、練習内容を漏れなく書こうとして、1回あたりの負担が大きくなりすぎる
- 書くタイミングが決まっていない — 「あとで書こう」と思っているうちに、練習の記憶自体が薄れてしまう
- 書いても何も変わらない気がしてくる — 積み上げている実感が湧かず、モチベーションが続かない
面白いのは、この3つは意志の弱さの問題ではなく、すべて「仕組み」で解決できるということです。40年かけてようやく気づいたのですが、続けられるかどうかは、根性ではなく設計の問題でした。
工夫その1:文章ではなく「型」で書く
続けられなかった時期の自分は、毎回「今日の練習は〜」から書き始めて、起承転結のある文章を作ろうとしていました。これは長続きしません。
今は、次の3つの項目だけ埋める、と決めています。
- 今日できたこと(1行でいい)
- 今日の課題(1行でいい)
- 次回試すこと(1行でいい)
たったこれだけです。文章を「作る」のではなく、空欄を「埋める」という感覚にするだけで、心理的なハードルは驚くほど下がります。
工夫その2:書くタイミングを固定する
「あとで書く」は、ほぼ確実に忘れます。練習直後、着替える前の5分でも、寝る前の布団の中でも構いません。大事なのは、毎回同じタイミングに固定することです。
タイミングが決まっていないと、その都度「今書くか、後で書くか」という判断が発生します。この小さな判断の積み重ねが、実は一番の挫折要因だったりします。判断すること自体をなくしてしまうのが、一番効果がありました。
工夫その3:積み上げが「見える」状態にする
これが個人的には一番効いた工夫です。書いたノートを見返す機会がないと、続けている実感が湧かず、モチベーションは自然に下がっていきます。
逆に、1ヶ月分のページをパラパラめくって「こんなに書いてきたのか」と実感できると、それだけで続ける理由になります。積み上げそのものが、次のモチベーションを生む構造です。
紙のノートだとこれが意外と面倒で、私はサッカーノートアプリ「futbozuNote」を作るときに、この3つの工夫をそのまま機能にしました。
- 今日できたこと・課題・次回試すこと の3項目を最低限でも埋めるだけの入力フォーマット
- 練習後に開くだけで入力できる、シンプルな導線
- 継続日数と、これまでの記録が一覧で見える継続記録機能
紙のノートでこの3つを実践できるならそれで十分ですし、面倒に感じるなら、こうしたアプリに任せてしまうのも一つの手だと思います。
次回予告:目標設定の分解のコツ
書く習慣がついてくると、次に出てくる悩みが「何を目標にすればいいか分からない」というものです。

次回は、シーズンの目標のような大きな目標を、日々の練習に落とし込むための「分解」の考え方について紹介します。










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