『基地づくり』001-地球探査車の導入計画 [ベース車輌を選ぶ編]-

『2020年までに基地をつくります。』

と宣言したものの、まったくブログを更新していませんでした。

そうこうしているうちに、基地そのもののよりも大物の基地設備が諸事情により急きょ必要となってしまいました。

想定の範囲内ですが、ここで、大物の基地設備の導入計画の具体化を早めます。

そう、大物の基地設備とは、『地球探査車(TRV:Terra Roving Vehicle)』です。

基地へ標準配備する探査ローバーです。

通常は基地のクルー・スタッフの移動手段として活躍し、時には地球上の遠方僻地へと遠征し、探査車として機能する車輌の導入を計画しています。

はい、平た〜く言うと「自動車を買い換え」たいので、リサーチします。ナハッ。

※キャッチ画像のクルマは、NASAがデザインしたMARS2020ローバー。火星での有人探査に向けた全長8.5mの巨大な6ホイーラー。デザインは映画「バットマン」に出てきそうな感じで、NASAのSummer of MARSイベント向けに作られたコンセプトもの。出典:NASA

目次

地球探査車(TRV:Terra Roving Vehicle)のコンセプト

「探査車」 というと月面探査ローバーが想い出されます。

私が生まれる前のことですが、NASA(アメリカ航空宇宙局)が1960年代〜70年代にかけて実施した、月への有人宇宙飛行計画であるアポロ計画において、月面を移動・調査するために開発されたバギー型の車両です。現在も月面に残されているとのこと。

出典:Wikipedia

そんな月面探査ローバーのように、地球上の陸地のあらゆる場所を走破・探査できるような移動性能が地球探査車(以降、TRV:Terra Roving Vehicle)には求められます。

また、クルーやスタッフ、探査に必要な機材(地表探査センサ・制御装置、テント、ハンモック?など)、動力源(燃料、電池、薪、食料、酒?など)を搭載できる十分な輸送能力を必要とします。

さらに、地球外生命体すらもうっとりするような外観と、(パイロットを除く)クルーやスタッフが快適に居眠りできるような快適環境性能・内装デザインが、探査のクオリティを左右することでしょう。

以上の基本コンセプトを満足するTRVを、具体的に次で見ていきましょう。

ベース車輌の選定

ゼロから設計開発していては、バンパーすら作れずに資金が底をついてしまうので、ベースとなる車輌を選定します。

まず、ベース車輌に要求する仕様を挙げてみます。

  1. 駆動源:問わない(ただし入手性容易なモノ)
  2. 駆動方式:問わない(駆動源による)
  3. 最大乗員数:6名〜10名(家族3世代×2以上)
  4. 最大積載量:5t未満(旧普通自動車運転免許の範囲内)
  5. 車両総重量:8t未満(旧普通自動車運転免許の範囲内)
  6. 最低地上高:200mm以上
  7. 予算:約3,000,000ゼニー

このなかで、「1. 駆動源」は、ガソリン、軽油(ディーゼル)、電気、水素、天然ガスなどがメジャーどころでしょう。ただ、現時点での入手性を考慮すると、ガソリン、軽油、電気の3択になるかと。

つぎの「2. 駆動方式」は駆動源に依存しますが、アクチュエータとしてはエンジン、モータの2択で、走破性の観点から4WD(四輪駆動システム)が望ましいです。

ここで、TRVは有人探査車であり、基地のクルー・スタッフの重要な移動手段です。子どもから老人まで3世代以上のファミリでの旅行や、他の基地からやってきた生命体コミュニティの移動を考えると、最大乗員数は少なくとも6名以上は欲しい。

また、TRVを操縦するパイロットは、地球上の日本国内のおける「旧普通自動車運転免許」の訓練を実施し、ライセンスを保有している者を想定していますので、「4. 最大積載量」や「5. 車両総重量」は自ずと決まってきます。

この辺りで、一般的に言われる「ワンボックスカー」や「ミニバン」、「SUV」タイプの車種に限定されてきました。

つづいて、悪路においての可動性を表す1つの指標として「6. 最低地上高」(グランドクリアランス)があります。こればっかりは何mm以上でないと絶対ダメとかいう基準はないのですが、目安として200mm以上とします。普通車はだいたい150mmくらいで、駐車場の車止めは120mmのブロックが多いらしいので、まあ一般的な車よりは高いということです。そもそもタイヤ径変えたり、リフトアップしたら変わってしまいますし。

しかし、この「最低地上高」がかなり大きな制約条件となり、対象車種を絞る仕様となりました。

以下、greeco channelさまのWebサイトの『最低地上高が 高い車 ランキング (全車種・総合)』を参考に、上の仕様を満たす車種のみをピックアップしてみます。

※燃費の数値:赤文字はレギュラーガソリン青文字はハイオクガソリン緑文字は軽油を燃料とする車輌
※吸気方式にあるNAは自然吸気、TBはターボ、SCはスーパーチャージャーの略、TSはTB+SCの略

メーカー

車両型式

イメージ車名・グレード最低地上高

出力

燃費

排気量 EG形式

駆動系 車体形状

 ボルボ

LB420X

ボルボより引用 

 XC90

T5-AWD Momentum

 225mm

 254ps

35.7kgm

12.8kmL

1.97L-TB(B420)

4WD, 8AT

SUV 7人

レクサス

URJ201

レクサスより引用 

LX

LX570

 225mm

 377ps

54.5kgm

6.5kmL

5.67L-NA(3UR)

4WD, 8AT

SUV 8人

三菱

V97W

三菱自動車より引用

パジェロ

Long Super-Exceed

  225mm

252ps

34.5kgm

7.7kmL

3.83L-NA(6G75)

4WD, 5AT

SUV 7人

トヨタ

UZJ200

トヨタ自動車より引用

ランドクルーザー

AX 8人乗り

225mm

 288ps

45.7kgm

6.6kmL

4.67L-NA(2UZ)

4WD, 5AT

SUV 8人

トヨタ

GRJ151

トヨタ自動車より引用 

ランドクルーザープラド

TZ-G 7人乗り

 220mm

 276ps

38.8kgm

8.2kmL

3.96L-NA(1GR)

4WD, 5AT

SUV 7人

トヨタ

VZJ121

トヨタ自動車より引用 

ランドクルーザープラド

TZ 8人乗り 5VZ 

220mm

 185ps

30.0kgm

8.1kmL

3.38L-NA(5VZ)

4WD, 4AT

SUV 8人

キャデラック

キャデラックより引用 

エスカレード

Premium

215mm

425ps

63.5kgm

6.16L-NA(不明)

4WD, 6AT

SUV 7人 

トヨタ

KDJ121

トヨタ自動車より引用

ランドクルーザープラド

TZ 8人乗り 1KD

215mm 

170ps

35.9kgm

10.8kmL

 2.99L-TB(1KD)

4WD, 4AT

SUV 8人

三菱

CV1W

三菱自動車より引用 

デリカD:5

Power-Pack

210mm

148ps

36.7kgm

13.6kmL

 2.27L-TB(4N14)

4WD, 6AT

ミニバン 7人

ベンツ

166824

 

メルセデスベンツより引用

GLS

GLS350d 4Matic X166

200mm

258ps

63.2kgm

12.4kmL

 2.99L-TB(OM64)

4WD, 9AT

SUV 7人

ベンツ

166824

 

メルセデスベンツより引用

GLクラス

GL350 BlueTEC 4MATIC X166

200mm

258ps

63.2kgm

11.4kmL

 2.99L-TB(OM64)

4WD, 7AT

SUV 7人

リンカーン

– 

 

リンカーンより引用

ナビゲーター

BaseGrade

200mm 

314ps

50.5kgm

5.42L-NA(不明)

4WD, 6AT

SUV 8人

いや〜、ワクワクするような強者が揃っています。

ただね、「7. 予算」がね、アレなので。

ということで、結果はほぼ1択となりました。

TRVのベース車輌は、

三菱自動車 デリカ D:5

で決定です!おめでとう!?

三菱 デリカ D:5 とは?

それでは、三菱 デリカD:5 について見てみます。

デリカ D:5DELICA D:5、デリカ ディーファイブ)は、三菱自動車工業が製造・販売しているSUVミニバン型の乗用車である。フロントエンジンの1BOXミニバンの先駆けともなったデリカスペースギアの後継車であり、世界で唯一のオールラウンダーミニバンをコンセプトに開発されている。生産は「パジェロの町」岐阜県加茂郡坂祝町にあるパジェロ製造が担当[1]

 引用文 出典:Wikipedia

エクステリア

現行のデリカ D:5 のエクステリア・デザインは、2007年の登場以来ほとんど変わっていません。

パールホワイト色の現行車の外観デザインを見てみましょう。

出典:三菱自動車 デリカD:5

概要

四駆の1BOXミニバンはオンリーワンです。

シャーシ・ボディ

ボディには、ほ乳類の肋骨の様な4つの環状型の骨格構造(リブボーンフレーム:ほ乳類の肋骨のように、ボディフレームの結合部の断面を確保することによって生まれた、環状型の骨格構造)と、アンダーボディには大型のクロスメンバー(剛性補強部品)と低床設計を採用。

2007年度の自動車アセスメントの衝突安全性能試験総合評価は最高6スター(★★★★★★)を獲得した。

エンジン

当初は、4WDのみの設定だったため4B12型 直列4気筒DOHC16バルブ(MIVEC) 2,359cc(170馬力)のみが搭載された。その後、2WD(FF)モデルが追加された。エンジンには4B12型が搭載されていたが後に燃費性能に優れた専用エンジンとして、4B11型 直列4気筒DOHC16バルブ(MIVEC) 1,998cc(150馬力)が搭載されたがマイナーチェンジ時に、新たに燃費性能に優れた4J11型 直列4気筒SOHC16バルブ 1,998cc(150馬力)を搭載することなった。トランスミッションはINVECS-III 6速スポーツモード付CVT

そして、2012年12月26日スターワゴンやスペースギアの歴代デリカのディーゼルファンの強い要望に応え、4WD車にミニバン初のクリーンディーゼルエンジン 4N14型 直列4気筒DOHC16バルブICターボコモンレールDI-D 2,267cc(148馬力)を追加設定した。トランスミッションはINVECS-II 6速スポーツモード付A/T

サスペンション

サスペンションは、フロントに マクファーソンストラット式 リヤには、クルマの上下動や制動時、旋回時などでさまざまな力が加わった際も、正しい姿勢を確保できるトレーリングアーム式マルチリンクを採用されている。先代 デリカスペースギアよりもトレッドを拡大することにより、操縦安定性と乗り心地・旋回性能が向上した。

四輪駆動システム

今回から初代アウトランダーをベースにしているため、電子制御4WDを採用している。燃費のよい「2WD」、路面状況や走行条件に応じて、前後に駆動力を適切に配分する「4WDオート」、強力なトラクションが得られる「4WDロック」の3つのモードをダイヤル式のドライブモードセレクターで、走行中でも簡単に切り替えることができる。

 引用文 出典:Wikipedia

グレードの決定

現時点(2017.6.26)での新車で入手できるグレードは、下記のような種類があります。

エンジングレード名駆動方式総排気量定員全長 / 全幅 / 全高
(mm)
メーカー希望小売価格
(消費税込)
クリーンディーゼル
エンジン
D-Premium4WD2.267L7名/8名4730 / 1795 / 18704,055,400円
クリーンディーゼル
エンジン
D-Power
package
4WD2.267L7名/8名4730 / 1795 / 18703,534,840円
ガソリン
エンジン
G-Premium4WD2.359L7名/8名4730 / 1795 / 18703,731,400円
ガソリン
エンジン
G-Power
package
2WD1.998L7名/8名4730 / 1795 / 18502,761,560円
4WD2.359L4730 / 1795 / 18703,177,360円
ガソリン
エンジン
M2WD1.998L8名4730 / 1795 / 18502,408,400円
4WD2.359L4730 / 1795 / 18702,855,520円
クリーンディーゼル
エンジン
ROADEST
ROYAL TOURING
4WD2.267L7名4730 / 1795 / 18704,298,400円
クリーンディーゼル
エンジン
ROADEST
D-Power
package
4WD2.267L8名4730 / 1795 / 18703,740,040円
ガソリン
エンジン
ROADEST
G-Power
package
2WD1.998L8名4730 / 1795 / 18503,020,760円
4WD2.359L4730 / 1795 / 18703,404,160円

特別仕様として、「ROADEST」モデルがあります。

しかし、このモデルはエアロバンパー等を搭載したロースカートを履いていて、完全にデリカD:5のメリットを打ち消しています。

スカートはオフロード走破性能を悪化させるため、今回はこのモデルを除外します。

次なる選択は、「ガソリンエンジン」or「ディーゼルエンジン」が大きな分かれ目となります。

一昔前のディーゼルエンジンといえば、燃費は良いものの、音はうるさく、排気ガスは汚いし、価格が高いというものでした。

しかしその後は、欧州を中心にパワフルで静かなクリーンディーゼルエンジン搭載車が人気となりました。

さらに、燃料は軽油なので、ガソリンよりも約20円/Lも安く経済的です。

このままクリーンディーゼル車の優勢が続くと思っていましたが、欧州車の排ガス不正問題等を皮切りに、今年になってからはEVへのシフトが加速しています。

このような情勢では、やはり「ガソリンエンジン」を選択するのが賢明だろうと判断します。

以上により、グレードは「G-Premium」「G-Power package」「M」のいずれかになりました。

ただし、新車で買うとした場合には、予算上「M」グレードとなります。

その他で気になること

寒冷地仕様は必要か?

車両を配備する基地の所在地は東京です。

そのため、一般には車の寒冷地仕様は必要ないが、基地を離れた遠方の寒冷地(雪山やスキー場?)を走破する必要があるTRVにとっては必須な要件となります。

そもそも新車にするか?

これまで、親兄弟から譲り受けた自動車以外は、新車のみを乗ってきました。(新車といっても1台のみで小型車ですが)

そして、住居についても賃貸含めて新築物件のみに住み継いでいます。

そう、古着を含め、他人の手垢がついたものは、どうも好かない性質です。

ただ、今回導入するTRVはベース車に改造を施していくため、新車である必要はなく、むしろ新しいパーツには手を加えにくく感じます。

程よい中古車で価格を抑え、付帯装備へ予算を割り当てて機能強化する策が賢明かと考えます。

来年(2018年)にフルモデルチェンジ?

来年の2018年に、フルモデルチェンジするうわさがささやかれていましたが、

次期型プロトタイプが今秋の東京モーターショーに出品され、最短で2018年の春にも発売されるかも

というのがほぼ確実らしいです。

出典:Webモーターマガジン

ただ、搭載エンジンは新開発2.2ℓディーゼルターボが中心で、ガソリンエンジン車はラインナップ外であることや、三菱の統一フェイスであるダイナミックシールド採用で今っぽい猛禽類系フェイス、ボディにアピアランス重視の凹凸デザインが多いことなどから、期待して発売を待ってまでTRVのベース車にすることはないかなというのが現時点の判断です。

まとめ

大物の基地設備として探査ローバー、『地球探査車(TRV:Terra Roving Vehicle)』を標準配備するため、ベース車輌を選定すべくリサーチしました。

通常は基地のクルー・スタッフの移動手段として活躍し、時には地球上の遠方僻地へと遠征し、探査車として機能する車輌である必要があります。

その結果、

三菱自動車 デリカ D:5

をTRVベース車輌とすることに決定しました。

これから選定したTRVベース車輌の確保に向け、アクションしていきたいと思います!

現行のデリカ D:5の中古車を導入し、付帯装備へ予算を割り当てて機能強化する策を実行していきます!

最後までお読み頂きありがとうございました。

この記事の内容が役に立ったと思ったらソーシャルメディアで共有してください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次