ど素人でも簡単! 屋上・テラスに人工芝を1時間で張る

「すてきな緑の芝生の庭が欲しいな~」
「庭はないけどテラスを緑の癒やし空間にしたい!」

屋上・テラスは無機質になりやすく、もっともっと活用したいと思っているはずです。
人工芝を張ることで、緑の癒やし空間に化けます。
天然芝に見間違える人工芝を、自分で簡単に設置して、ほぼメンテンナンスなしで楽しめます。

この記事では、私が実際に屋上テラスに人工芝を張った実録レポートをご紹介します。

実際に人工芝を設置して、使ってみて、QOL(生活の質)が爆上がりした私が、オススメするDIYです。
自分で人工芝を張ろうと考えている方はぜひ参考してください。

目次

屋上・テラスの床材としての人工芝

そもそも屋上やテラスに使える床材について、さらっとメリット・デメリットをおさらいします。

床材メリットデメリット
ウッドデッキ自然な質感で高級感があり、足触りが良い。DIY設置も可能。定期的な防腐・防水処理が必要。直射日光や湿気に弱い。
タイル耐久性が高く、デザインのバリエーションが豊富。掃除が簡単。冬場は冷たく滑りやすい。重量があるため、屋上では負荷に注意。
人工芝緑の見た目でリラックス感を演出。メンテナンスが簡単高温になることがあり、寿命が天然素材より短い
ウッド調樹脂ボード天然木に近い見た目でメンテナンス不要。防水・防腐性能が高い。初期費用が高め。長時間の直射日光で色褪せる場合がある。
コンクリート非常に耐久性が高く、耐火性も優れている。コストが抑えられる。見た目が無機質で、断熱性に欠ける。
ゴムマット軽量で安全性が高く、柔らかい素材で子どもにも優しい。耐久性がやや低く、長期間の使用で劣化する。
砂利敷きコストパフォーマンスが良く、自然な雰囲気を演出。水はけが良い。不安定な足場になりがちで、掃除がやや手間。

どれがよいかは用途や好みよりますが、(人工ですが)植物によるリラックス感を重視する場合には、「人工芝」一択ですね。

計画

まずは、どのあたりに、どんな人工芝を張るか計画ですが、次の視点で検討してみるとよいです。

  1. 防水性の確認
    • 屋上やテラスは雨水がたまりやすいため、防水処理が適切に施されているか確認する。
    • 人工芝の下に水はけを良くする排水システムを確保することが重要。
  2. 通気性の確保
    • 人工芝を長期間敷いた場合、下地の湿気がこもりやすい。通気性を確保し、カビや劣化を防ぐ工夫が必要。
    • 下地材に通気性の良いパネルやジョイントマットを使用すると効果的。
  3. 重量と構造の負担
    • 人工芝自体は軽量だが、砂や充填材を使用する場合は重量が増加する。建物の耐荷重を確認すること。
  4. 施工時の平滑性
    • 下地が凹凸だと人工芝が浮き上がったり、見た目が悪くなる。施工前に平滑に整地することが必要。
    • コンクリートやタイルの場合、クッション材を敷くことで快適性が向上する。
  5. 耐久性と紫外線対策
    • 屋外で使用する人工芝は紫外線に強い製品を選ぶこと。UVカット仕様の人工芝が劣化を防ぐ。
    • 色褪せや劣化が心配な場合、定期的にメンテナンスを行う。
  6. 固定方法の選択
    • 強風で人工芝が飛ばされるのを防ぐため、しっかりと固定することが重要。
    • 両面テープや接着剤、重しなど、設置場所に合った固定方法を選ぶ。
  7. 温度管理
    • 人工芝は夏場に高温になる可能性があるため、冷却用の水まきや日よけを設置するのがおすすめ。
  8. 掃除とメンテナンス
    • 定期的に落ち葉やゴミを掃除し、清潔な状態を保つ。
    • 人工芝専用のブラシや洗剤を使うと長持ちする。
  9. 使用環境に応じた選定
    • ペットや子どもが使用する場合は、安全性の高い人工芝を選ぶ。柔らかい素材や抗菌仕様が理想的。

今回は、屋上テラスに 5m ✕ 2m の広さで人工芝を設置しました。
水はけと通気性を良くするために、人工芝の下にはジョイントマットを敷いています。

必要な材料・道具

ここでは、今回DIYで人工芝を敷設した際に使用した材料や道具をご紹介します。

設置したもの

人工芝とジョイントマットの2つです。

いずれも敷設する面積に合わせて選びます。
人工芝は、毛足が長めのもの、より天然芝のように見える春色をセレクトしました。
ジョイントマットのほうが3倍くらいのお値段でした。

  • 人工芝
    • JARDIN(ジャルダン)幅1m ✕ 10m、毛足38mm 、春色
    • 10mを2つに切って使用
    • 入手当時:¥8,500
  • ジョイントマット
    • ガーデンガーデン FME-BASE0505-40P
    • 50cm×50cm 40枚セットなので、10平米分
    • 入手当時:¥27,500

材料

必要な材料は、人工芝とジョイントマットを固定するテープのみです。

  • 人工芝固定用テープ

道具

使った道具は、人工芝やテープをカットするもの、そうじ道具のみです。

  • はさみ
  • カッター
  • ほうき
  • ちりとり

DIY設置のステップ

ここでは、具体的な設置手順をご紹介します。

STEP
敷設面の清掃

まずは、人工芝を敷く位置の掃除から始めます。
今回は掃き掃除のみですが、汚れがひどい場合は水+ブラシがけや、高圧洗浄機などでキレイにしておきます。

STEP
ジョイントマットを仮置き

次にジョイントマットをざっと並べてみて、設置後のイメージをつかみます。

STEP
ジョイントマットを連結

設置のイメージがつかめたら、ジョイントマットを連結していきます。

今回はジョイントマット自身が重いのと、横から風が入り込みにくい周辺環境のため、床面とジョイントマットは固定してません。
風や人の動きでズレたりめくれ上がらないように次のような対策が必要です。

  • 両面テープで床面に貼る
  • 最後に重石を載せる

最悪の場合、風で飛んで破損したり、落下したりしてしまいます。

STEP
人工芝を広げてカット

人工芝をジョイントマットに広げて、イメージをつかみつつ、必要箇所をカットします。
今回は、半分に切るために1箇所のみカットしました。ふつうのハサミで簡単に切れました。

STEP
人工芝を仮置き

いよいよ人工芝を仮置きします。
おぉ~、素晴らしいグリーン

少しの間、癒やされたあとは、縮んだ芝生を伸ばすため、撫でたり、ブラッシングしたりしてもよいでしょうか。
最後に、毛の流れる方向にクセがあるので、切り取った人工芝のパーツごとに毛の流れを揃えると自然な感じで、境目が目立たなくなるので、調整します。

失敗談
2つに切り分けた人工芝のパーツ同士を連結専用テープで連結したら、真夏の炎天下だったからか、接着部がベトベトに溶けて悲惨な状態に。。。とり外して、テープはゴミ箱へ。

STEP
両面テープを固定

位置が確認できたところで、一旦、人工芝を部分的にめくります。
そこに両面テープを貼っていきました。
両面テープを貼る位置は、人工芝のシートの端にくる位置は必須とし、それ以外の部分も均等に貼りました。

STEP
完成!

緑の空間が仕上がりました
実際の色みが分かる写真です。

使ってみた結果

初期コストはややかかりますが、設置はとっても簡単ですね。
我が基地(自宅)では、この人工芝を敷設してから約3ヶ月が経ちました。
今回のDIYは、

家族全員、大満足です!!

使ってみた結果をまとめてみます。

  • 外観が美しくなった
    緑が広がり、屋上が明るくリラックスできる空間に変化
  • 手入れが簡単
    雑草が生えず、掃除も軽いブラッシング程度で済む
    屋上だが近隣の樹木の葉っぱが風で舞い上がってきたのか、引っかかっている程度
  • 快適な足触り
    素足で歩いても柔らかく、クッション性が高くて気持ちいい
  • 多用途に利用できる
    家族での遊び場として活躍
    設置してから屋上に出る頻度が爆上がり
  • 防音効果
    地面の硬さが軽減され、足音や物音が響きにくくなった
  • 耐久性は経過観察中
    まだ3ヶ月程度しか経ってないので経過観察
    何度か台風や強風に見舞われたが、浮き上がったり、ズレたりはなさそう

まとめ

屋上テラスに人工芝を張った実録レポートをご紹介しました。

初期コストはややかかるものの、ウッドデッキやタイルにはない、緑の癒し空間を自らの手で簡単に得ることがわかりました。

一部でも参考になる部分があったらうれしいです。
皆さんもぜひ、挑戦してみてください!

最後までお読み頂きありがとうございました。
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