エアコンを分解して掃除したらスッキリ

我が基地(マイホーム)は、高断熱&高気密&吹き抜けな建物で、エアコン1台で建物全体の空調をまかなっています。

なので、重要な設備として、本格的な夏の運用を前に、大掃除しました。

エアコンの日常の掃除ではなく、できるだけ分解して、パーツごとに掃除してみました。
その作業はしばらくしたら忘れてしまいそうなので、作業ログとして残します。

同じようなエアコンを分解して掃除する方のためになったらうれしいです。
ただし、分解にあたってはすべて自己責任でお願いします

目次

ターゲットとなるエアコンの概要

2021年当時、コロナ禍で注目された、換気しながら、加湿・除湿、冷暖房できるダイキン製「うるさらX」。
家庭用としては比較的大きめの23畳程度対応で、電源電圧200Vタイプのものです。
設備を選ぶ際に、個人的には技術的な信頼性でダイキン製一択なので、迷わずセレクトし、2年ほど使用して特に不満なく愛用しています。

  • メーカー:ダイキン工業
  • 機種名:F71YTRXP-W
  • 室内電源タイプ:200V
  • 製造年:2021年

作業手順

ここでは、実際におこなった作業を時系列で紹介します。
大まかな流れは、できるところまで分解、清掃、元に戻す、です。
使用した道具などの情報は最後にまとめておきます。

養生

まずは何といっても、エアコンの直下や周辺が汚れないように、養生!
いつもDIYで愛用しているマスカーテープを使いました。塗装屋さんがよく使っているアイテムですね。
エアコン下には、我が基地で唯一の家宝級のマントルピースがおいてあるので、簡単ですが養生しました。

ダストボックスとエアフィルターを外す

作業前には電源コードを抜きます。重要です。

さて、通常の掃除のときにも開ける、前面カバーをオープン!

ま、まずい。
いつから掃除してなかったんだっけ。。。閲覧注意!

フィルターのホコリを自動で取ってくれるユニットがついていて、いっぱい取ってくれてます💦

このダストボックスには、ダストボックスの取り外し方とエアフィルタの取り付け方が図付きで記載されているので、参考にしてパーツを外します。

ダストボックスとエアフィルタを外したところ、ふわふわのホコリが内部でもこびりついていました。

前面パネルを外す

前面パネルを上に持ち上げて外します。

右側の電装パーツカバーを外す

右側の電装パーツ周辺のカバーを外していきます。

フタに記載がある通り、「故障・水漏れのおそれがありお客様自身でエアコンの内部の洗浄をしない」と。

はい、ネジを外します。

パカッと。

続いて、このような感じで外します。

で、こうなります。

左側のカバーを外す

次に、向かって左側の前面のネジ2つを外します。

こちらも手前に引くとパカッと。

丸裸に。ここにもホコリが入り込んでますのぅ。

下側のパーツを外す

まず、中央前面のネジを外します。

左右2ヶ所のつめを外して、下のパネルを外そうと、、、

コードが引っかかってます。このコードを外してやる必要があります。

そこで、ここのネジを外して、

側面の金属パネルをパカッと開けます。

基板が現れました。コンデンサには十分注意して、赤紫コネクタと、黒ケーブル&大きめの白コネクタを外します。

これで下側のパネルが外れます。めでたし、めでたし。

上側のカバーを外す

続いて、上半分のカバーを外していきます。
そのために前面のネジを取ります。

ここで気づきました。
ビスを外しやすいように、切り欠きが付いているのを。よく考慮されている設計!

次に、奥まったネジを外します。

あとは、黒線・白コネクタと、カラフル線・白コネクタを外します。

続いて、向かって左側のネジ外し。

この奥のネジも外しました。

ここまででようやく上部カバーが外せます。
ただし、我が基地では天井に当たってしまうため、横にスライドさせて外しました。

下側のルーバー・カバーを外す

次の3つのコネクタも右側の基板から外し、下側の風向きルーバーのカバーも外していきます。

するとようやく見えてきました、ほこりとカビ混じりの醜いやつらが。ゲホッ。

結局はこんな状態まで丸裸にしました!

いざ、掃除

それでは、分解は終わり、いよいよ掃除していきます。

今回使用した道具たちはこちらです。

エアコンの洗浄カバーの設置を試行錯誤した結果、こんな感じに養生しました。
マスカーテープで壁との接触する部分や、向かって右側の基板周辺は濡れないように入念に養生しました。

チューブの先はバケツへ。チューブがずれて大惨事にならないようにテープで固定します。

いよいよ、新品の高圧式噴霧器を使って、洗浄していきます。

2年分の頑固な汚れを高圧洗浄水で吹き飛ばしていきます!
冷却フィンや吹き出し口など、上から下からと。

結局、バケツにたまった洗浄水はこんな色に染まりました。ウェーーー。

そして、禊ぎを終えて、とってもキレイになりました。

取り外したパーツたちもキレイにお掃除しました。

組み立て、原状回復

組み立て手順は分解の反対をやっていきます。

なので、割愛します。

動作確認

最後にコンセントを繋いで、試運転!
エアコンからの風で深呼吸しても大丈夫なくらい、フレッシュになりました☆

DIYの効果検証

今回のエアコン分解掃除の効果検証をしてみます。

費用

今回の作業でかかった主な費用をまとめます。

  • エアコン洗浄カバーシート ¥2,500
  • エアコン洗浄クリーナー ¥1,000(半分くらい使った分)
  • 噴霧器 ¥1,500

追加初期費用はシートと噴霧器で¥4,000、材料費はクリーナーの¥1,000。計¥5,000ほど。

また、実質的な作業時間は、3.5時間くらい。バイト平均時給¥1,300として、作業人件費は¥4,550。

一方で、これを業者へ依頼したら、お掃除機能ありのエアコンはちょっと高めで、¥22,000/台が相場らしい。

なので、機材の初期投資を含めても、初回ですでに約¥12,000のセービング。
次回以降は、約¥16,000以上のセービング見込み。

達成感

掃除全般でそうですが、清々しい達成感。

ただ、腕を上げた慣れない姿勢が長いので、翌日以降の筋肉痛があったことは否めない。。。
また、エアコンの内部構造、パーツを見れた、マニアックなテンション。

結局、上記の費用面はどうでもいいのですが、一応、試算してみました。

結論

大成功!!

職人経験値をUPさせることができました。大きな代償もなく、めでたし、めでたし。

まとめ

家庭用としては比較的大きめのエアコン、ダイキン製F71YTRXP-Wをできるかぎり分解して、高圧噴霧器で洗浄する作業を紹介しました。

同じようなエアコンを分解掃除する方のためになったらうれしいです。
ただし、分解にあたってはすべて自己責任でお願いします。

半年や1年に一度は実施する作業なので、都度、参照して頂けると幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました。
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