「世界地図」で目にする日本の国土は、とっても狭い感じがします。
でも、正しい方法で比較すると、日本の国土は、意外と広いことが実感できます。
面積が正確に表示される地図サイト『The True Size Of…』で、日本の国土のサイズ感を検証してみました。
歪んだ世界地図
日ごろよく目にする世界地図は、「メルカトル図法」で表現された地図です。
出典:Wikipedia
丸い球体の地球表面を、平らな面上に無理やり展開するため、どこかに歪みが生じます。
「メルカトル図法」は、2地点間を地球表面上で直線を引いたときに、直線方向と経線のなす角度が一定となるように展開した図法で、海図・航路図に用いられてきました。角度を保つ一方で、距離や面積に歪みが生じることになります。
例えば、北緯60度では赤道付近に比べて、長さが2倍、面積が4倍にもなります。北緯60度には、カナダやスウェーデンなどの国が位置します。
このように、地図上では狭く見える国が実際は広かったり、逆に広く見える国が実は狭かったり小さかったりします。
そこで、実際の国の広さを可視化できるサイト『The True Size Of …』が大変わかりやすいと聞きつけ、いろいろな国の本当の広さを確認してみました。左上に表示される検索バーに英語で国名を入力すると、その国が色付けされ、ドラッグして移動できます。
日本と○○の比較
日本を北へ南へと動かしてみます。
北へ行くほどこんなに広い日本に!
つづいて、日本をヨーロッパの横、大西洋へ移動させます。
意外と日本デカイなという印象。
イギリスが本州とほぼ同じ面積なのが、感覚的に理解できます。(実際そうです)
オランダは九州と同じくらい。
ちなみに、ドイツは日本とほぼ同じ。フランスは日本の1.5倍ほどだそうです。
それでは、日本は世界では何番目に大きいのでしょうか。
60位。
まぁ、近隣のロシア・中国、北米のカナダ・アメリカ、南半球のオーストラリアなどと比べれば、そんなもんかなぁと。
いや、しかーし!
島国ニッポン。
本州はなんと世界で7番目に大きい面積をもつ島なのです!
ちなみに、オーストラリアより広い面積をもつ陸地は「大陸」、それ未満は「島」に分類するそうです。
大国の比較
最後に、広大な国土をもつ国を比較してみます。
大国たちを南半球へトリップせさて並べてみます。
さて、どこの国か分かるでしょうか?
答えは、左から「中国」、「ロシア」、「オーストラリア」、「アメリカ」です。
あれ?案外大きな差がないな〜と感じましたが、みなさんはいかがでしょうか。
やっぱり地球儀を
地球は丸い。
ので、やっぱり丸い地球儀で見てみると、日本の国土のサイズ感は一目瞭然ですね。
我が家には小学生の少年がいるので、地球儀は勉強とインテリアの両面で役立っています!
当然ながら可搬性には劣りますが、やっぱり手元に地球があるとワクワクしますね。
一般的な安物の地球儀は、センスのないイマイチなモノが多いので、我が家の地球儀を含めて、デザインと機能性を両立するオススメの地球儀を紹介します。
地図に関連して、超オススメなのが「MAPS」。
ポーランドで人気の絵本作家夫妻が描いた地図に、勉強させれるのとほっこりするのと、大人もハマること間違いなし!
まとめ
よく目にする「世界地図」は、面積に歪みが生じる「メルカトル図法」で表現されています。
面積が正確に表示される地図サイト『The True Size Of…』で、日本の国土のサイズ感を検証し、日本の国土って案外広いんだなと実感してみました。
あなたも勉強と言いつつ、遊んでみてはいかがでしょうか。ナハ。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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